内臓健康シリーズ パート2

こんにちは理学療法士の舘です!

 

だんだん寒くなってきましたね。でも、時折、暖かい日があったりと、まさに暖冬って感じです。ただし、寒かったり、暖かかったりと気温の寒暖差が激しいため、体調には気を付けたいところです。

今回は、「肝臓」についてのお話です。忘年会シーズンにも差し掛かっているため、肝臓の知識をつけて、酔いつぶれたり、二日酔いにならないように準備していきましょう。

<肝臓とは?>

人の身体の中で一番大きな臓器で、エネルギー代謝量(カロリー消費)が高いです。重さは、大人で約10.5㎏重さがあります。

右の肋骨の中に位置し、人の身体の中で最も大きい臓器で、体重の約50分の1を占めています。肝臓は、「沈黙の臓器」と呼ばれており、その機能から症状が出にくいことが多いです。手術などで、肝臓の一部を切除しても、再生能力が優れているため、時間経過とともにほぼ同じ大きさ・機能に戻ります。

 

<機能>

1.    糖質・たんぱく質・脂質の代謝・合成、エネルギーの貯蔵

→消化吸収された食べ物が運ばれ、酵素の働きにより、取り込んだ栄養を代謝、合成を行っています。また、栄養は肝臓に蓄えられる。

 

2.    有害物質の解毒・分解・排泄

→アルコール、アンモニア、薬物、細菌などが流れ込み、これらを分解し、無害化する。

 

3.胆汁の合成・分泌

→脂肪の消化吸収を助ける胆汁を作る。

 

<症状>

全身倦怠感

食欲低下

むくみ

右の肋骨の辺りに痛み

吐き気

               など

 

 

肝臓が疲れていると、老廃物の処理が上手くいかず、体内に残ってしまいます。これらの代謝できなかった栄養は中性脂肪となり蓄積します。それにより、身体が動きにくくなり倦怠感に繋がります。

<飲酒する際に、気を付けたいこと>

多量に飲酒を行うと、血中のアルコール濃度が下がらず、肝臓への負担になり、脂肪肝になる恐れがあります。また、最悪の場合、肝硬変、肝がんへ進行する可能性があるため注意が必要です。

 

これらの対処法として、

例えば、飲み会のはじめと終わりに最低コップ1杯のお水を飲むようにしましょう。また、可能であればお酒を飲んでいる最終にも、お水が飲めるとさらに効果的です。そうすることで、血中のアルコール濃度が上がりにくくなるため、肝臓への負担軽減に繋がります。

 

 

以上が肝臓の話になります。これを読んで、忘年会などのイベントに参加していただき、楽しい時間を過ごしていただければと思います。

          舘 憲昭

         理学療法士

 

●資格

Therapeutic Manipulation コース修了

ブレインジム101修了

ネイシューベーシックインソールマイスター

●得意な分野:内臓ケア

●趣味:読書(マンガ・ビジネス関係)、バスケットボール

●自分の想い

ヒトとの繋がり、気づきを大切に!小さな一歩を一緒に踏み出しましょう!!