皆さんこんにちは。理学療法士の 岡村 です。
梅雨も過ぎ去り暑さを感じてきましたね。
暑くなってくると色々と汗や匂いなど気にしなければ
ならない事が増えてきますよね。また裸足の機会も増えて
足元にも気を配らないといけなくなってきました。
そんな事から今回は足元をピックアップしていこうと思います。
足ではなく、今回は「 爪 」について
話していきます。
爪
◆爪は何から出来ている?
髪の毛と同様、ケラチンというたんぱく質からできています。
丈夫で美しい爪を作るには肌と同じように必須アミノ酸を多く含む良質なたんぱく質やビタミン、鉄分などが必要になります。
爪の元にある半月状の白いもの爪半月(ハーフムーン)と呼ばれ
水分量が多いとより白く、大きく見えます。反対に水分量が少ないと小さくなります。
◆爪は健康のバロメーター
a. 爪の色が白っぽい 末梢への血流が少ないことを示します
爪を圧迫して離し元の色に戻る時間を計ります。
2秒以下なら正常 3秒以上かかると毛細血管系に
異常がある事が疑われます
【 スプーンネイル 】
b.スプーンネイル、二枚爪
爪先が上向きになるまたは爪が二枚になります。鉄分が不足している可能性があるため、爪を見ることで貧血傾向があると予測できる。
c.ばち状爪
肺疾患や先天性の心疾患により発生すると言われています。
爪への血液供給が少ないのが原因とされています。
※あくまで参考としてお考え下さい
◆爪の柱としての役割
皆さん、、足の親指を見てください。足の爪を
見るだけで指先に体重が乗りづらいという事がわかります
①爪先が上向きの人、
① ボロボロの人
② 薄い人
③ ピンクの部分が短い人
④ 欠けやすい人
⑤ 巻き爪の人
◎外反母趾の人
足を蹴りだすときに足が外側を向きやすい傾向にあります。
歩く時には体重はまず踵にかかり小指側を通ったあと
最後に親指に抜けていきます(左図)
そして親指には重心の高さを調整する
重要な役割があります。
つまり、足の親指の爪が変形している人は
歩きのリズムが崩れており、爪先をひっかけやすい
という事がわかるのです。
親指が変形しているあなた、心当たりないですか?
【 巻き爪・爪水虫で転倒のリスク増大!】
爪の反対側、つまり足の裏側には感覚をキャッチする機能
が備わっており、どのくらい体重がかかっているか
を 爪と指裏の間にかかる圧力を感知し バランスをとっています。
巻き爪だと圧力を感知する表面積が減ってしまい
バランス能力が低下するといわれているのです。
特に親指の裏側にはバランサーである感知器が過敏なので
重要と言われています。
◆どうすればいいのか?
① 爪の切り方に注意する 「 四角 」の形にカットする。
② 爪にもマッサージを
保温やマッサージも綺麗な爪に
するためには重要と言われています。
また女性の場合は除光液の使い過ぎは爪を痛めるので
気を付けてください。
③ 食生活にも気を配る
爪に必要な栄養素は主にたんぱく質 ビタミン ミネラルの3つです。
好き嫌いせず、魚・緑黄色野菜・卵・大豆等バランスよく
食事を気にしてみて下さい。
以上、自分を見直し夏を美しく歩くアドバイスでした。
たかが爪されど爪、爪なくして人の動きは困難...
能ある鷹は爪を隠すという言葉からも
よく考えると爪は重要な働きがある事が分かります。
爪を大事にしていきましょう!
そして 親 がつく言葉は大事な証
皆さんも特に親指の 爪 大事にしてください!!
岡村 大佑
理学療法士
●資格
オーストラリアマニュアルセラピー
アドバンスコース修了
JAPICA公認マットピラティス
ベーシックコース修了
入谷式足底板 基礎コース修了
●得意な分野
頚椎
●趣味
筋トレ、映画鑑賞
●自分の思い
医療の知識をより簡単
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