ハイハイさせてますか?

こんにちは!

理学療法士 三橋です。

 

今、お子さんを育てている方、ちゃんとハイハイさせてますか?

 

今、まさに子育て中の方

 

これから子育てする予定の方

 

保育士の方へ

 

是非これからの子育てにいかしてみてください。

1.    ハイハイはなぜたくさんしたほうが良いか

 

ハイハイやつかまり立ちをするのは、概ね6ヶ月〜1歳程度ですね。

 

ただ、そのくらいの時期になると、

周りの子とも成長の差が出てきてくる頃です。

 

「うちの子はもう立った」

「うちの子はつかまり立ちができた」

 

など周りが出来てしまうことに焦りを感じてしまうこともあります。

 

しかし、あまりにも立つのが早いとハイハイによって強くなる足腰が鍛えられず、後々転倒しやすかったりケガをしやすい子供になる可能性があるのです。

1.ハイハイのからだメカニズム

 

人間は何千年も前は、4足動物でした。4つ足動物は体重を4つの足に分散して衝撃を吸収しますが、人間は直立歩行という道を選んだので、体重が2足の関節に直接的にかかります。そのため不安定な状態になります。

 

この受け皿(体重を受ける関節部分)と体重がかかる関節部分に均等に体重がかかると関節への負担は少ないのです。

 

ハイハイの時は4足の時のように関節が安定しやすい構造になっており、股関節を強くする上でもとても大切な期間なのです。

 

そのため、この時期に周りの子供より成長が遅れているからといって、立たせようと焦らせてしまうと股関節が未発達の状態で成長してしまうので、受け皿が弱く股関節や足全体の機能が低下してしまい、成長するにつれて、転びやすくなったり、股関節で受けきれない衝撃が膝や足に伝わるため、足や膝の怪我(オスグッドや扁平足)につながりやすくなってします。

3.環境にも注意

ハイハイにとって大敵は環境です。ハイハイするスペースがあまりなく、椅子など掴まれるところがあると、子供は賢いのでそれにつかまり立つことを覚えてしまいます。そうすると、ハイハイをする量が減ってしまうのです。

 

東京の家などは、田舎と比べリビングが狭いため、このような傾向があると言われています。

そのため、ハイハイをする10ヶ月程度までは、掴まれる環境を作らないほうが望ましいと考えられます。

 

まとめ

 

ハイハイをたくさんさせましょう。

 

周りの子と比べずに、立つのを焦らずハイハイの量を増やすことが、結果的に今後の健康なカラダの成長につながります。

 

親が子供と一緒にハイハイでレースをしてみる!

そんな遊びも良いかもしれませんね!!

 

 

 今、まさに子育て中の方

 

これから子育てする予定の方

に少しでも意識してもらえると幸いです。

 

 

 

三橋  広大

理学療法士

●資格

・オーストラリアマニュアルセラピー

 アドバンスコース修了

・ネイシュー 

 インソールベーシックマイスター

●得意な分野

 関節テクニック、インソール

●趣味

 テニス、スノボー、ボルダリング

●自分の想い

少しでも多くの人が健康に触れ、病気になりにくい未来を作っていきます。