こんにちは!理学療法士の舘です。
あんまり世間に知られていないと思いますが、「脾臓(ヒゾウ)」って知っていますか?今日は、脾臓っていうのが身体にあるんだって感じてもらえれば嬉しいです。
西洋医学と東洋医学では、脾臓の捉え方が違うんです。
<西洋医学では?>
西洋医学での役割は、抗体を産生して、免疫機能の向上、胎生期に赤血球を作ること(造血機能)、古くなった赤血球の破壊、血液の貯蔵を行う。
<東洋医学では?>
東洋医学での役割は、食べ物から必要なものの運搬、消化を行う(運化作用)。血が脈外に出ないように防ぐ(統血作用)。食べ物の水液などを持ち上げる機能、内臓などの下垂を防ぐ(昇清作用)。
というわけで、二つの医学で全く違う考えがあるんです。正直驚きです。
脾臓が問題かなと感じるポイント
背中の痛み(特に左下背部)
脾臓に負担がかかると、僧帽筋(中・下部)という肩甲骨の内側かた下側にかけて影響がでやすくなります。
食べても太らない人
体内で行われる、消化吸収が上手くいかないため、脾臓の影響が考えられる。
胃もたれ
内臓などの位置が保ちづらくなり下垂することで負荷がかかる。
下痢
体内での、消化吸収が上手くいかないため。
貧血
赤血球が破壊されてしまうことで起こる。
改善方法
深呼吸(腹式呼吸)
肝臓と同様に、脾臓も深呼吸をすることで上下に動きます。鼻から吸って、息を吐くを意識して行いましょう(詳しくは肝臓でご参照ください)。
脾経のツボ
経絡の脾経の「大都」というツボがあります。場所は、足の親指の第一関節の内下方です。
このツボを気持ちいい程度の強さで1分程度押します。これは、脾臓の機能を高める働きがあります。
脾臓は、なくても問題ないとされていますが、色々な役割があるのでなくてはならない存在かもしれません。
私も、そんな存在になりたいです。
舘 憲昭
理学療法士
●資格
Therapeutic Manipulation コース修了
ブレインジム101修了
ネイシューベーシックインソールマイスター
●得意な分野:内臓ケア
●趣味:読書(マンガ・ビジネス関係)、バスケットボール
●自分の想い
ヒトとの繋がり、気づきを大切に!小さな一歩を一緒に踏み出しましょう!!